2010年12月24日金曜日

FXについて

今までは日々の出来事みたいな感じで書いてきたけど

今日からは、ちょっとFXの事について、書いてみようと思う

■「いつでも」「どこでも」取引が出来る外貨投資

FX(外国為替証拠金取引)は、外国の通貨を売買して収益を出していく金融投資のひとつです。

1998年に外為法が改正されて、個人投資家向けのFXサービスが誕生しましたが、

その流れによって、2000年代初頭からFX投資を始める個人投資家が急激に増えていきました。

個人向けの外国為替証拠金取引のサービスを国内ではじめて提供したのが現在のひまわり証券

(ダイワフォーチュンズ)で、その後、数多くのFX取引会社が誕生していったのはご存知の通りでし

ょう。

外国為替証拠金取引は株の取引とは違い、取引できる時間が取引所が開いている間だけに限定

されていません。

また外国為替は世界中で取引されていますので、投資対象の通貨によっては「いつでも」取引する

ことが可能です。

それとFXの人気が飛躍的に拡大した理由のひとつに、標準的なスペックのパソコンとインターネッ

ト接続環境があれば、「どこでも」取引ができるという点があげられます。

現在のFXサービスは、携帯、iPhoneなど、モバイル端末での取引環境の提供が当たり前のことに

なっていますので、FXの「いつでも・どこでも」という特徴はさらに強化されてきたと言って良いでしょ

う。

こうした取引しやすさという特徴を持つFXサービスは、幅広い層の個人投資家を囲い込むことに成

功し、投資に関心が高い一般サラリーマンから外国為替取引について何の予備知識を持たない主

婦に至るまで、いろんな層のFXトレーダーがこの投資に参加しています。

そしてかつての勢いはひと段落したものの、今も新しい投資家予備軍がFX取引に注目していま

す。


■FXのスプレッドについて

FX(外国為替証拠金取引)の特徴には、取引手数料の安さがあげられます。

くりっく365や大証FXといった取引所取引では、まだ為替手数料がかかりますが、一般のFX取引会

社のほとんどでは、1万通貨単位の取引で手数料は0円となっています。

そのため、取引所FX以外の店頭FX業者を使って取引するのであれば、手数料は「スプレッド」の

みとなります。

スプレッドとは、いわゆる2WAYプライスで言うところの買値と売値の差のことです。

よくニュース番組で「東京外国為替取引所の今日の終値は、1ドル94円25銭から94円30銭となって

います・・・」というアナウウンスを耳にすることがあると思いますが、この値開きをスプレッドというわ

けです。

ちなみにこの場合では、94円25銭が売値であり、94円30銭が買値となります。

仮にこの時点でドルを瞬間的に売買したとすると、1ドル/94円30銭で買って、すぐ94円25銭で売るこ

とになりますので、1ドルあたり5銭分損をする計算になります。

簡単に言うと、この損をした分のコスト(スプレッド)が、取引コストでありFX業者の利益となるわけ

です。

FXが個人投資家向けに取引サービスをはじめた当初は、このスプレッドも米ドル/円で数十銭も開

いていたのですが、業者間の顧客獲得競争が激化し始め、低スプレッド競争がはじまりました。

そのおかげで、今では米ドル/円のスプレッドで1.0銭というのはそれほど珍しいものではなくなり、

なかには米ドル/円で0銭~とする業者まで登場しています。

リーマンショック以前に、一時的にFX取引業者が乱立したことがありました。

このときも驚異的な低スプレッドを謳い文句に、口座開設者の獲得に奔走した新興業者の中には、

その無理が祟って短命のまま消えてしまったところもあります。

現在でも低スプレッドを提示することを、顧客獲得のための販促手段と考えている業者は多いので

すが、広告宣伝コストと考えてスプレッドのコスト負担してもらえるのなら、

ユーザーにとってはありがたいことです。

ただしスプレッド、は基本的に市場の通貨取引量に応じて刻々と変化するもので、

どんなに低スプレッドとしていても、市場環境に左右されてすぐに開いてしまう業者が多いのも事実

です。

低スプレッドを強調してユーザーを獲得しようとしてみても、

実際に使ってみたら瞬間的にスプレッドが狭い時があるという程度では、

かえってユーザーから見放されることになりかねません。

そのため最近では、ただ単に低スプレッドというだけでなく、

スプレッドの開きにくい業者が支持されています。

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